飲食店様 チラシ制作
お客様 | Cafe & bar Kazoku 様 |
業種・職種 | 飲食店 |
制作したもの | チラシ |
URL | https://www.instagram.com/cafe_bar_kazoku/ |
制作期間 | 約1.5ヶ月 |
辻堂にある、ミートパイが美味しいCafe & bar Kazoku(カフェアンドバー カゾク)様のチラシを制作させていただきました。
背景
2023年にオープンしたお店で、これまではInstagramでの情報発信をメインに集客を行ってきたそうです。お話を伺うとお客さんはフォロワーの方や同業の方をはじめ、多くの常連さんもいるとのことで、順調に経営されているなぁという印象を持ちました。今後、近隣に住む方々にもっと認知してもらいたい、地域に愛されるお店として定着させていきたいという目的で、チラシの制作をSalida Designにご依頼くださいました。開店以来お店紹介目的でのチラシを作ったことがなく、「Cafe & bar Kazokuとは」を端的に語る資料がないので、この機会に整理して伝えられる形にしたいとも仰っており、まずはお店として「どう認識されたいか」を整理するところからのスタートとなりました。
デザインの過程
お店の「肩書き」を考える
今回のご依頼は、言ってみれば「お店の自己紹介チラシ」。そこで、まずはお店の「肩書き」を考えませんかとご提案しました。一般的には「〇〇株式会社〇〇事業部〇〇部 部長」のような、人の職業や地位を表すものですが、この「肩書き」を通じてその人がどんな人であるかを、ある程度想像して認識しますよね。同じようにお店にも「どんなお店か」を的確に想像できる肩書きがあると、チラシの中で伝えるべきこと(と、あえて今回は伝えないこと)やデザインの方向性も定まってくるのです。
簡単に言うと「伝えたいことが伝わるように整理する」作業なのですが、想いの強い人ほど溢れんばかりの言葉が次から次へと出てくるわけで・・やってみると想像以上に難しいものなのです。当事者だけでやろうとするとよりハマりやすいです笑。そんな時はわたしのような第三者が入ると、客観的な見解が入るので思考が整理されやすいですよ。
そんなこんなで、お客様とわたしとで沢山の言葉たちの中から「特に大切なもの」を厳選し、お店の肩書きは「心温まるミートパイ、心彩るKazoku時間」というワードにまとまりました。
ワイヤーフレーム
今回のチラシは「地域の人たちに知ってもらうこと」が狙いであるということと、最初に決めた「肩書き」を拠り所に、表面・裏面に掲載する情報を整理していきます。お店として売りにしたいメニューが沢山あるのですが、まずは「Kazokuのミートパイ」を味わってもらいたい、ということで敢えて強めにミートパイ推しです。
- 表面:推しを全面に
- ミートパイの写真どーん
- お店に来たくなる(来店のハードルが下がる)情報3つ
- 裏面:気になる→行ってみよう!の行動をじわじわ喚起させる情報
- 店長さんの自己紹介(『こんな人がやってるお店』として認知してもらいたい)
- 昼・夜のおすすめメニュー(実はいろんなメニューがあるのをチラ見せ)
- 地図・営業時間・連絡先・InstagramのQRコード・クーポン
ビジュアルデザイン
載せる情報とその配置が確定してから、見た目のデザインに入ります。最初の打ち合わせで、Pinterestで集めた参考画像と、書体のサンプルで方向性を確認していたので全体の雰囲気や使う色などはある程度絞り込まれています。実際に使用する写真(料理やお店)との相性や全体のバランスを見て配色を決めていき、内容を引き立てるあしらいを加えていく・・大体いつもそんな感じで進めていますね。
納品物
今回はデータの納品で、印刷の手配はお客様に行っていただきました。ポスティングも一緒に発注するとのことでしたが、お客様ご自身でも近隣を中心にかなりの枚数を配られたとか。全部でなんと数千枚が、あの地域の人たちに届いているのかと思うと、ちょっと感動すると同時に責任の重さを感じます。
その後、とても嬉しいご報告をいただきました。ポスティング以来、毎週のように新規のお客様が来てくださっているとのことです!自分のことのように嬉しいですね。