良いホームページとは?
こんにちは。突然の問いかけから始まりました、久しぶりの投稿です。
すごくざっくりした表現ですが、「良いホームページ」ってどんなホームページでしょう?どんな条件を満たせば「良い」と言えるのでしょう?
検索すると、ものすごく色んな意見が出てくると思います。
- 洗練されていて、今風でオシャレ
- メッセージがはっきりしていること
- お問い合わせボタンがわかりやすい
・・とかとか。
うんうん、そうでしょうそうでしょう、その方が良いに決まってます。ですが、わたしはそれ以前に大前提として必要な条件があると思うんです。それは、
「あなた自身が、気に入ってること」
です。ちょっとポエムのような言い方になってしまいましたが、真面目な話ですよ。
では、なぜそれが必要なのか?「真面目に」お伝えしたいと思います。
ホームページは見てもらってなんぼ
ホームページは「見てもらう」ために存在しています。
もちろんその先の目的は集客だとか、採用だとか、いろいろあると思いますが、どれもこれも誰かに「見てもらう」こと無くしては実現不可能ですよね?ところが当たり前ですが、ホームページを「作っただけ」では、残念ながら誰も見にきません。「見に来てもらうための努力」をしないと、し続けないといけないのです。
え・・努力って・・って言われても・・って、わたしならズーーーンとなります笑。そう、「努力を続ける」って、なかなかできるもんじゃないんです。まして「気に入ってないもの」に対して・・・できます?わたしならできないです。個人で商売をしている方は、自分が好きじゃないものを頑張って売らないですよね?好きじゃないものを売るなんて、頑張れないですよね?冒頭でわたしが良いホームページの条件として「あなた自身が気に入っている」ことが必要と言ったのは、そもそも自分が気に入ってないと、見に来てもらうための努力をする気にならないでしょ?という意図なのです。
見に来てもらうためには?
ここからは「見てもらうための努力」って具体的に何なのよというお話ですが、ここでは大きく「二つ」とします。
一つは、「宣伝する努力」
一つは「良い状態を保つ努力」
一つ目の「宣伝」はイメージしやすいですね。SNSなんかを使って「ホームページができたので、見にきてください」と多くの人に伝えることです。お金を出してネット広告を出したり、紙のチラシやショップカードなど、アナログな方法でもいいですね。宣伝に触れた人の中から何人かは、きっと見にきてくれるでしょう。
もう一つ。「良い状態を保つ」はどういうことでしょうか。世界中のWebサイトを統括(?)するGoogleさんの定義をシンプルに言い換えると、「良い状態」とは「ユーザー(皆さんのお客様)にとって嬉しい情報が得られる状態」のことです。実はGoogleはその観点でWebサイトの「品質」を網羅的に評価しているのです。え、具体的にどうやって?というのは割愛しますが、その「品質」が検索したときに表示される順位に影響してくるのです(もちろん、それだけじゃないですけど)。検索順位は、当然ながら上にあればあるほど見にきてくれる人が多くなります。つまり、「良い状態=ユーザーにとって嬉しい情報が得られる状態」を努力してキープしていれば、検索順位が上の方になり、結果として見に来てくれる人が増える、という理屈です。
「ユーザーにとって嬉しい情報」は、日々変化しますよね。扱う情報にもよりますが、10年前に流行った情報を喜んで見にくる人はごく少数でしょう。身の回りで起こったことや、流行とか天候とかにも大いに左右されます。あと、当然ながら既に終わったイベントのチケット情報なども特別な理由がない限り不要ですね。逆に「新しくて、(お客様の周囲で)今話題になっていて、他ではあまり得られない情報」なら、見に来る価値があります。さらに、いつ見に来てもそういう新鮮な情報が得られるとわかれば、繰り返し見に来てくれる人が増えるはずです。そうすると見に来てくれた人自身がまた「宣伝」してくれたりして、より多くの人が訪れてくれるようになるでしょう。
努力を継続するには
・・・って、二つの「見てもらうための努力」をものすごく簡単にできそうに書いてしまいましたが、実際とても大変です。繰り返しになりますが、この大変な努力を「気に入ってないもの」に対して継続することは相当難しいです。いや、わたしなら無理です。だからこそ、ホームページは「あなた自身のお気に入り」であってほしいと思っています。
機能的な面は一旦置いておいて、感覚的に気に入るかどうかの肝はやはりデザインだなと思います。なので、わたしはできる限り皆様の「お気に入り」をデザインできるように、しっかりとコミュニケーションをとっていきたいと思っています。
本当ならば直接お会いしてお話しを伺いたいのです。言葉には現れない、その人自身の持つ空気って、同じ場にいた方が掴みやすいですし。自身の空気感にフィットしたデザインが、やっぱり長く付き合えるんじゃないかと思ってるんですよね。あぁ・・気軽に人と直接会ってお話しできる世の中に、早く戻って欲しいな・・・
なんだかタイトルとかけ離れた締めくくりになってしまいましたが笑、最後までお読みいただき、ありがとうございました。