行政書士事務所様 Webサイト制作（リニューアル）
大阪府寝屋川市で、自動車関連の行政手続きを専門に行っておられる行政書士事務所様のWebサイトを制作いたしました。
事務所設立から数年が経ち、当初よりも提供するサービスやユーザー様の幅が広がったことで、元々あったWebサイトでは伝えたい情報をうまく載せきれなかったこと・全体的にごちゃごちゃとした印象であることが懸念だったそうです。
背景
- 大阪府寝屋川市、大阪運輸支局のすぐそばにある自動車関連手続き専門の行政書士事務所。大阪府内だけでなく、日本全国から集客（県を跨いでの登録依頼など、車もネット販売の台頭によりニーズは増加している）。今はリピーターが多いが、新規のお客様もさらに獲得していきたい。
- 格安でありながら、スピーディーかつ丁寧な対応が強み。スタッフ間の情報共有や複数の案件対応にちょうどよい規模感で運営している。（古参の事務所や、大きな組織は手続きに時間がかかることが多い一方で、個人事務所は扱えるサービスに限界がある。）
- 環境の変化や法改正により、設立当初のサービス内容に対して追加・変更したいところが出てきたが、既存のサイト構成では編集しづらいことや、お客様からのお問い合わせに対して手軽に回答できないことに課題を感じていた。
コンテンツとデザインのポイント
サービスを利用したいお客様の属性・背景・知りたい情報はさまざま
まず、このサイトを訪れるのは誰なのか。
ヒアリングの結果、想像していたより多岐にわたるお客様がいることがわかりました。そして、それぞれのお客様の属性（たとえばディーラー様なのか、一般の方なのか、他の行政書士さんなのか）によってサイトを訪れる背景や知りたい情報、響くメッセージが全く違うということも、調査を進めるうちに明らかになりました。
またサービスの特性上、条件によってさまざまな制約事項や付帯条件が定めらていることなどから説明文が長くなったり、情報が複雑になりがちです。わたしのような素人には分からない用語が随所に使われていたり、逆に慣れている人には冗長すぎるであろう情報が溢れていたりする例が、同業他社のサイトでも多く見られれました。
サイトを訪れる人（新規のお客様になるかもしれない人）の立場からすると、「自分の希望を叶えてくれるのか」を手っ取り早く知りたいのですが、人によってその「希望」もさまざまなら「手っ取り早く知りたい情報」もさまざま。最終的に提供するサービスは同じだとしても、その前に伝える情報は相手に合わせたものでなければ、利用する「決め手」になりにくいのではないか、と考えました。
欲しい情報への入口を、分かりやすく
以上のことから、「各々が欲しい情報にすばやく辿り着けること」を念頭に、情報構造を再設計しました。
- 「ユーザーの属性ごとのページ」を用意し、それぞれにとって得たい情報が簡潔に得られるようにページ内のコンテンツを取捨選択した
- 「ユーザーの属性ごとのページ」への入口をトップページの分かりやすい位置に配置する。下層ページではサイドバーに配置し、どこから流入しても、サイト内を回遊してもアクセスしやすいように配慮した
- サービスに関する細かい情報を記すための「提供するサービスの個別ページ」も用意し、「ユーザーの属性ごとのページ」の情報量が多くなりすぎないように整理
- 「提供するサービスの個別ページ」は下層に付随するサービスや新規の関連サービスを追加しやすいという点にも考慮した
このような構成にしたことで「同じような情報の重複」が発生しましたが、訪れる人の動線上に「同じような情報へのアクセス」がなければ問題ないのではと考えています。むしろ、全体の情報量を減らすことにこだわりすぎて、届けたい情報を届けられないことの方が、集客のサイトとしては問題だと思います。
↓トップページの「ユーザーの属性ごとのページ」への入口
↓自動車・バイクディーラー様向けのページ／他府県の行政書士事務所様向けのページ
↓「サービス」メニューのトップ
納品物
お客様の方で、営業日時のお知らせやサービスに関する補足情報などを随時更新されるとのことで、納品後にWordPressでの記事作成方法やワークフローについてレクチャーを行いました。（旧サイトはWordPressがかなり前のバージョンのまま更新が止まっていました・・！）今後も引き続き、WordPress／テーマ／プラグインの更新対応、バックアップ、各種サポートなどでお手伝いさせていただきます。
お客様の業務内容が専門的で、調査や情報整理はかなり大変でしたが、納品後の打ち合わせ時に代表者様の奥様が「スッキリして素敵なサイトになったわね✨」と仰っていたと伺って全てが報われました。（女性の目は厳しいですから、奥様に褒めてもらえるって嬉しいですね・・）
